2023/05/25
暫定険道ランキング1位福井県道175号線
福井県道175号線とは福井県池田町から以前紹介した国道157号に接続するはず"だった"県道である。
つまり国道157号に接続できていない分断された県道なのである。福井県はこの道を通行可能にしているがそれは間違っていると思う。まあ通行止めにしなくとも普通車で走ることができるとは思えない道であるが。



まずは険道区間に入る前の道の状態が上記の画像である。この路面状況は国道157号線と同じかそれ以上の荒れ具合だ。そして福井県道175号線においてこの道はまだまだ快走路であると言えるのが恐ろしいところである。

さらに進むと当然のように倒木が落ちている。この時点では簡単に避けることが可能なので何の支障にもならないが、この先の道で同じ目に遭ったら大変である。実際にこの先倒木が無かったのは幸いであった。

このように廃れた二重ヘアピンカーブを表す標識が良い味をだしている。

そしてこの看板でこの県道が分断されていることが分かる。この先と言っても大分先ではあるが。


更に更に進むとこのようなアスファルトなのかも不明な道が続いているのである。
まずこの道の雰囲気がヤバい。濃霧なのも相まってサイレントヒルや昔やった死にゲーのSEKIROに登場した村のような場所である。崖の下を走るのも不安を駆り立てる。晴れていたのなら良い風景が期待できたのかもしれないが今回はそうならなかった。ここまでは大した苦労もせずに進むことが可能であると思われる。

ヤバいのはこのヘアピンカーブを越えたあたりからである。まず斜度が急である。写真では伝わりにくいかもしれないが結構な急坂である。そしてなにより拙いこととして路面がとても滑るのである。とりあえず四駆の車で来ないとこの坂は登れない。自分はff車だったので途中から全く登らなくなってしまった。天気が若干の雨だったのも関係しているのであろうか。


この路面である。この路面に負けたのだ。四駆車を持って来れたら今一度挑戦してみたいものだ。情報によるとこの先の道はこの路面よりヤバいものであるらしい。
ちなみに車体を傷つけたくない方は言わずもがな訪れないほうが吉である。軽自動車であっても何度も枝や草に引っ掻かれた。最奥を目指そうものなら傷まみれになってしまうと予想できる。

帰り道もよいとは言えない道であったが、この道が安心できるレベルでヤバかった。最奥まで行ってみようと思う人がいたら是非頑張ってみて欲しい。ここも秘境の一つと言えるのではないだろうか。

県道とは関係ないが帰り道に寄った白川郷である。何度訪れてもこの郷は良い場所である。
完

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